講演1岡田 佳都 特任准教授(フィジカル研究部門)
ロボットの認識・情報収集を支援する
色相別重畳マーカHueCodeの開発と応用
インフラ点検や災害対応ロボットの認識・情報収集を支援するための、移動体や環境に貼るだけで相対位置や任意情報を付加できる安価・小型・頑健なマーカHueCodeについての研究成果を紹介する。相対位置認識のためのARマーカや任意情報を格納できるQRコードといった複数のマーカを1枚の面積に重ね合わせる基本原理から始め、夕日や溶接光の下での認識を可能にする配色の最適化や、橋梁点検ドローンや工場内移動ロボットへの応用例についても説明する。
略歴:岡田 佳都 Yoshito Okada
2012年東北大学大学院工学研究科航空宇宙工学専攻博士課程後期3年の課程修了。日本学術振興会特別研究員、米カーネギーメロン大学Robotics Institute客員研究員、東北大学大学院情報科学研究科助教を経て、理化学研究所革新知能統合研究センター研究員 兼東北大学タフ・サイバーフィジカルAI研究センター特任准教授。これまで、福島第一原発探査に活用されたクローラ型ロボットQuinceやインフラ点検用飛行ロボットの開発に従事。博士(工学)。ロボット学会正会員。